研究課題/領域番号 |
17H04337
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
藤原 浩 金沢大学, 医学系, 教授 (30252456)
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研究分担者 |
毎田 佳子 金沢大学, 保健学系, 教授 (20397219)
大黒 多希子 金沢大学, 学際科学実験センター, 教授 (30767249)
服部 明 京都大学, 薬学研究科, 准教授 (50300893)
河崎 洋志 金沢大学, 医学系, 教授 (50303904)
中村 充宏 金沢大学, 附属病院, 講師 (50377397)
荒木 慶彦 順天堂大学, 医学(系)研究科(研究院), 先任准教授 (70250933)
西尾 健資 京都大学, 医学研究科, 助教 (70303790)
小野 政徳 金沢大学, 附属病院, 講師 (70348712)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
17,030千円 (直接経費: 13,100千円、間接経費: 3,930千円)
2019年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2018年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2017年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
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キーワード | HCG / laeverin / 胚シグナル / 着床不全 / 透明帯の糖鎖構造 |
研究成果の概要 |
本研究では免疫系に情報伝達する胚シグナルとして透明帯、HCGおよびlaeverinに焦点をあて、その作用機序を解析した。その結果、免疫反応を誘起するHCGと透明帯蛋白のペプチド構造が推定でき、またr-laeverin とlaeverin発現細胞を作成して免疫細胞に対するlaeverinの作用が確認できた。さらに標識-r-laeverin を用いてlaeverinと結合する蛋白(受容体の候補分子)を胎盤から分離・精製し、これを同定することに成功した。一方で上記の知見をもとに胚シグナルによる免疫細胞の反応assay系の確立をすすめ、着床不全患者に対するスクリーニング法を開発する可能性が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は胚シグナルに共通な立体構造を同定して胚シグナル応答機構の検討を行う点で学術性と探索性に富んでおり、同定した分子構造を新しいシーズとして胚シグナル対する免疫応答の評価系を確立し、免疫機能を解析する点で新規性がある。また胚シグナルに対する免疫応答異常を共通の病因とする新しい病態が想定される点に独自な発想と特色があり、他の全ての領域で不明であった免疫疾患の原因解明に繋がる点で臨床的意義が高い。
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