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口腔癌細胞に対するエクソソームを利用したsiRNA・ミサイル療法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 17H04402
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 外科系歯学
研究機関千葉大学

研究代表者

鵜澤 一弘  千葉大学, 大学院医学研究院, 教授 (30302558)

研究分担者 中嶋 大  千葉大学, 大学院医学研究院, 助教 (50431747)
坂本 洋右  千葉大学, 医学部附属病院, 講師 (50451745)
大和地 正信  千葉大学, 医学部附属病院, 助教 (70451747)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
16,770千円 (直接経費: 12,900千円、間接経費: 3,870千円)
2019年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2017年度: 6,630千円 (直接経費: 5,100千円、間接経費: 1,530千円)
キーワード口腔癌 / エクソソーム / drug delivery system / siRNA / ミサイル療法 / ファージディスプレイ / ファージディスプレイ法 / 樹状細胞
研究成果の概要

本研究において、癌抑制性siRNAを搭載させた口腔癌標的型engineered exosomes(eExosomes)の開発を行った。eExosomesはEBI3をexosome表面に提示し、内部に口腔癌関連因子LCP1のsiRNAを搭載している。これらは口腔癌細胞に特異的に吸着し,口腔癌細胞の増殖能・遊走能・浸潤能を強力に抑制させることが可能である。したがって、我々が開発したeExosomesは、口腔癌細胞へ効率的に到達し、腫瘍増殖抑制効果を示すことから、有望なドラッグデリバリーシステムを有した腫瘍増殖抑制デバイスとなる可能性が示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

低分子干渉RNA(siRNA)を用いて、様々な疾患関連遺伝子の制御を行う遺伝子治療の可能性が期待されているが、体内の代謝や免疫機能によりsiRNAが標的である癌細胞に到達することなく分解・排除されてしまうため、臨床的に有用な治療法として実用化するには大きな障害がある。本研究では、口腔癌細胞表面発現タンパクをターゲットとする癌特異的吸着エクソソームを開発し、効率的に口腔扁平上皮癌にsiRNAを注入することで、その腫瘍増殖能を抑制させることができた。これらの結果は、今後の遺伝子治療の可能性を広げる成果であるといえる。

報告書

(4件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実績報告書
  • 2017 実績報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2022-03-04  

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