研究課題/領域番号 |
17H04409
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科系歯学
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研究機関 | 埼玉医科大学 |
研究代表者 |
佐藤 毅 埼玉医科大学, 医学部, 准教授 (60406494)
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研究分担者 |
臼井 通彦 九州歯科大学, 歯学部, 准教授 (10453630)
古株 彰一郎 九州歯科大学, 歯学部, 教授 (30448899)
有吉 渉 九州歯科大学, 歯学部, 教授 (40405551)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
15,340千円 (直接経費: 11,800千円、間接経費: 3,540千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2019年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2018年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2017年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
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キーワード | Auts2 / 骨芽細胞 / コンディショナルノックアウトマウス / Tas1R3 / 神経細胞 / 骨 / 神経 / 自閉症 / 骨形成促進薬 / Tas1r3 / 骨芽細胞特異的 / 遺伝子 / 脳 / 遺伝子導入 / 運動器疾患 / 超音波 |
研究成果の概要 |
神経組織に発現するAUTS2遺伝子が骨芽細胞の分化に伴い発現が上昇した。AUTS2遺伝子をノックアウトした骨芽細胞株を作製しBMPによる分化誘導をかけたところ、Runx2発現は増強されずに石灰化も抑制されていた。骨芽細胞特異的Auts2コンディショナルノックアウトマウスを作出し大腿骨を調べたところ骨量の低下を認めた。骨細胞株とシュワン細胞株との非接触型共存培養にて、骨細胞の細胞突起伸長ならびにシュワン細胞の分化マーカー発現上昇を見出した。さらに、甘味とうま味の受容体であるTas1r3をノックアウトした間葉系幹細胞では石灰化が抑制されていた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
神経系と骨代謝は密接に関係していると考えられている。本研究では、AUTS2という神経系で豊富に発現している遺伝子が、骨組織においても発現が高いことを見出しており、骨分化に伴い発現が上昇したことを、in vitro実験で発見した。また、in vivoにおいても、骨特異的にAUTS2遺伝子を欠失させたノックアウトマウスの骨量が低下していた。これらのことから、AUTS2は骨組織において重要な役割を果たしていると考えられる。神経系で重要な分子が骨代謝にも重要であることから、神経系疾患と骨代謝疾患の病態解明に寄与する研究であり、学術的意義は大きい結果をもたらすと思われる。
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