研究課題/領域番号 |
17H04455
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高齢看護学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
仲上 豪二朗 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 准教授 (70547827)
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研究分担者 |
真田 弘美 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 教授 (50143920)
峰松 健夫 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 特任准教授 (00398752)
須釜 淳子 金沢大学, 新学術創成研究機構, 教授 (00203307)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
16,510千円 (直接経費: 12,700千円、間接経費: 3,810千円)
2019年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2017年度: 6,890千円 (直接経費: 5,300千円、間接経費: 1,590千円)
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キーワード | バイオフィルム / ブロッティング / デブリードマン / 緑膿菌 / 褥瘡 / 糖尿病足潰瘍 / 異分野融合 / ポイントオブケア / 超音波デブリードマン / 可視化 / 慢性創傷 / 看護理工学 / クオラムセンシング |
研究成果の概要 |
褥瘡感染の原因であるバイオフィルムの検出法は組織生検など侵襲的かつ時間のかかる手法に限られていたため、臨床での観察が不可能であった。そこで本研究では非侵襲的にベッドサイドで実施可能なポイントオブケアバイオフィルム検出技術を開発した。これはブロッティングメンブレンを創部に貼付し、極短時間でバイオフィルムを染色する技術である。バイオフィルム検出法の並存妥当性および予測妥当性(動物実験、臨床研究)を検証し、ベッドサイドにおけるバイオフィルム検出の結果に基づいた創傷ケアシステムを実施することで、慢性創傷の治癒が有意に促進されることを示した。現在本システムはバイオフィルム検出ツールとして上市されている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来不可能であったバイオフィルムの可視化をベッドサイドで可能としたことにより、これまで経験的に行われてきた「創の清浄化」という最も基本的な創傷ケアに変革をもたらした。これは看護技術の本質である非侵襲的、リアルタイムケアを基本とした、褥瘡感染の病態に迫る本質的で合理的なアセスメント技術といえる。これにより、創傷ケアにかかる患者の負担の軽減ならびに医療費の削減に直結するであろう。
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