研究課題/領域番号 |
17H04512
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
地域研究
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
山崎 眞次 早稲田大学, 地域・地域間研究機構, その他(招聘研究員) (70200657)
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研究分担者 |
吉野 孝 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (00158487)
前嶋 和弘 上智大学, 総合グローバル学部, 教授 (10350729)
渡辺 暁 東京工業大学, リベラルアーツ研究教育院, 准教授 (20635338)
高橋 百合子 早稲田大学, 政治経済学術院, 准教授 (30432553)
鷲津 明由 早稲田大学, 社会科学総合学術院, 教授 (60222874)
安井 清峰 早稲田大学, 地域・地域間研究機構, その他(招聘研究員) (60756302)
弦間 正彦 早稲田大学, 社会科学総合学術院, 教授 (90231729)
田中 高 中部大学, 国際関係学部, 教授 (10217044)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
16,900千円 (直接経費: 13,000千円、間接経費: 3,900千円)
2020年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2019年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2018年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2017年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
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キーワード | メキシコ移民 / 移民コミュニティ / 米国の移民政策 / メキシコの移民政策 / 米墨相互依存関係 / 在外投票権 / 移民キャラバン / トランプ政権 / メキシコ人 / 米墨間相互依存関係 / MexAmerica / 米墨間の移民 / 米墨の移民法 / メキシコ系移民共同体 / 非合法移民 / 越境 / 米・墨の移民法 / トランスナショナル / 米墨移民法 / 想像の共同体 / 先住民移民 / 在外選挙制度 / トランプ政権移民政策 / NAFTA改編 / メキシコ移民共同体 / メキシコの移民外交 / 送金システム / 集団的送金システム / トランスナショナルナルコミュニティ |
研究成果の概要 |
本研究は、MexAmericaというメキシコ系移民コミュニティが存在する米国南西部4州における米国とメキシコの対立関係を政治・経済・社会・歴史の4つの側面から総合的に研究するものである。その研究成果は、2017年~2020年の4年間、毎年論文・学会発表、シンポジウム・研究会開催において公開されたが、著書としては、科研費研究成果報告書「想像の共同体MexAmericaの構築をめぐる米墨の相克」(学術振興会へ提出)と「北米移民メキシコ人の移民コミュニティの形成」(東信堂)を刊行した。上記2冊の著書によって本研究の目的はほぼ達成されたと考える。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
米国のメキシコ系移民に関する先行研究の大半は、コミュニティ形成を米墨いずれかの視点から歴史的に叙述する傾向が強く、国境を跨いだ「共同体」という認識が欠如しているがゆえ、「想像の共同体」の形成および発展を体系的に検証するに至っていない。本研究はそれらの先行研究に対して米国とメキシコの両側から総合的な学術研究を行い、これまで考察されてこなかったメキシコ人コミュニティが果たす肯定的役割を発見した。この能動的な移民コミュニティの存在は米国内でしばしば軋轢を生み出してきた、同化主義、多文化主義、トランスナショナリズムを超越する原理を生成するという社会的意義がある。
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