研究課題/領域番号 |
17H04692
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研究種目 |
若手研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
ヒューマンインタフェース・インタラクション
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
伊藤 勇太 東京工業大学, 情報理工学院, 助教 (10781362)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
24,310千円 (直接経費: 18,700千円、間接経費: 5,610千円)
2019年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2018年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2017年度: 7,020千円 (直接経費: 5,400千円、間接経費: 1,620千円)
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キーワード | 拡張現実感 / AR / HMD / 光学遮蔽 / 可変焦点 / 視覚拡張 / 光学透過型 / 光学シースルーHMD / ヴァーチャルリアリティ / 人間拡張 |
研究成果の概要 |
光学シースルーHMDを用いた拡張現実感(AR)による視覚拡張技術の実現に向け、下記の主成果があった。■Beamingプロジェクタによる新しい空間映像投影技術(業績1)■色減算による新しい映像提示技術(業績2,3,15)■深層学習による視点位置を考慮した空間校正手法(業績10)■空間校正手法に関する包括的なサーベイ論文、チュートリアル(業績6,13)■網膜投影映像の奥行き知覚の研究(業績8)■色覚特性に応じて色を補正するメガネ(業績9)■度数をプログラミング可能な眼鏡(業績5)■HDRを実現する新しいAR映像表現手法(業績4)■背景とうまく合わせて光学的遮蔽を実現するシースルーHMD(業績7)
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、AR技術を応用しウェアラブルディスプレイによって視覚を賢く補助する視覚拡張技術の基礎を開拓した。視覚拡張の研究ではディスプレイ技術の基礎研究から、実用を見越した応用的研究までを多岐に扱うことが望ましい。本研究ではARディスプレイ技術の根本的問題である位置合わせ問題に関しては、包括的サーベイから深層学習を用いた新しい校正手法の提案まで扱った。視覚特性推定関しては特に網膜投影ディスプレイに関する新しい知見を獲得した。最後に応用である視覚特性適応画像処理手は、色覚を始めとする様々な視覚機能を補助する技術のコンセプト実証を行った。こうした成果は今後の視覚拡張技術の発展に寄与すると考えている。
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