研究課題/領域番号 |
17H04750
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研究種目 |
若手研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
スポーツ科学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
進矢 正宏 広島大学, 人間社会科学研究科(総), 准教授 (90733452)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
26,130千円 (直接経費: 20,100千円、間接経費: 6,030千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2017年度: 17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
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キーワード | 姿勢制御 / 予測的姿勢制御 / 障害物跨ぎ歩行 / 運動学習 / モーションキャプチャ― / 運動制御 / ばらつき / 足圧中心 / 正確性 / 予測 / モーションキャプチャー / 筋電図 / バイオメカニクス |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、さまざまな環境で運動を実行するための基盤である姿勢制御活動の学習メカニズムを明らかにすることであった。前方へ正確にステップする課題を用いた実験では、正確なステップが要求される際は、遅いステップ動作のための準備を行うとともに、予測的姿勢制御のばらつきも減少させるという制御が行われることが明らかとなった。障害物跨ぎ歩行実験では、跨ぎ越す足の鉛直クリアランスのみが制御対象となっているのではなく、複雑な環境を総体として捉え、安全な歩行戦略がとられるということが明らかとなった(Miura and Shinya, Gait and Posture, accepted)。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我々が日常生活やスポーツ現場で行う運動は、複雑な環境下でさまざまな目的を持って行われる。従来の姿勢制御研究では、単純な実験系を用いられることが多かったのに対して、本研究では、複雑な障害物を跨いだり正確なステップをおこなったりといった、複雑な環境下での運動を対象として実験を行い、予測的姿勢制御活動とその学習機構の柔軟性の一端を明らかにした。これらの基礎研究の成果は、スポーツパフォーマンスの向上や、高齢者の転倒予防のための、科学的な姿勢制御トレーニングやリハビリテーション方法の開発に繋がるものと期待される。
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