研究課題
若手研究(A)
地球形成初期から現在に至るまで、地球の内部に存在し続けてきたマグマ(融体岩石)の挙動を高圧実験に基づいて明らかにすることができた。特にマグマやケイ酸塩ガラスの構造物性や化学組成依存性に関して系統的な実験データを多く収集することができた。さらに現在の地球深部における岩石の溶融条件を実験的に決定し、地球物理学的探査データをうまく解釈できる地球内部モデルを提案することができた。
「どのような過程を経て、現在の地球の内部構造が形成されたのか?そして、現在の地球内部の活動はどのようなものなのか?」は地球の成り立ちに関する根源的な問いになります。その問いに答えるため・近づくためには、高温高圧下でのマグマの実験的研究データが決定的に不足している状況であったが、本研究成果によってマグマの構造物性に関する新しい情報を提供することができた。
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