研究課題/領域番号 |
17H04890
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研究種目 |
若手研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
有機・ハイブリッド材料
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
貞清 正彰 九州大学, カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所, 助教 (40635885)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
16,250千円 (直接経費: 12,500千円、間接経費: 3,750千円)
2018年度: 10,140千円 (直接経費: 7,800千円、間接経費: 2,340千円)
2017年度: 6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円)
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キーワード | 配位高分子 / 触媒 / 触媒担体効果 / 有機無機ハイブリッド / 有機-無機複合 / 金属ナノ粒子 |
研究成果の概要 |
配位高分子の触媒担体効果について系統的に明らかにするため、官能基・中心金属イオンが異なる配位高分子に同一粒径・担持量のPtを担持した触媒を作製し、CO酸化反応および酢酸還元反応等に適用し、その活性を評価した。配位高分子担体が、電子状態の違いにより、金属-配位高分子界面での電荷移動相互作用等に由来して、系統的な触媒担体効果を発現することを明らかとした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
Ptなどの貴金属は一般に希少であるが、多くの化学反応を促進する良い触媒となる。その使用量を抑え、触媒能を最大限に高める方法の一つとして、担体効果の利用が挙げられる。担体効果とは同じ金属粒子の触媒活性が、担体の種類によって異なる現象を指す。現在、主に用いられている担体は十数種類程度であり、新規な触媒担体の開拓は重要な研究課題となっている。本研究では、物質多様性に優れ、すでに数万種が報告されている配位高分子を用いて、配位高分子が触媒担体効果を示し得るのかを検証した。その結果、配位高分子が電荷移動や基質吸着に由来して明瞭な担体効果を示すことがわかり、今後、新たな触媒の創製が期待される。
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