研究課題/領域番号 |
17H04893
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研究種目 |
若手研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
高分子・繊維材料
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
長田 光正 信州大学, 学術研究院繊維学系, 准教授 (70435402)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
25,220千円 (直接経費: 19,400千円、間接経費: 5,820千円)
2019年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2017年度: 17,940千円 (直接経費: 13,800千円、間接経費: 4,140千円)
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キーワード | ナノファイバー / 糖鎖 / タンパク質 / 蛋白質 |
研究成果の概要 |
常温の水中に分散した各種バイオナノファイバーを高温高圧下で処理することで,自立可能な機械的強度を有するハイドロゲルを作製した.従来必須とされてきた架橋剤や添加材を用いずに,セルロースやキチンだけでハイドロゲルを作製することができ,その性状をコントロールおよび予測する手法を明らかにした.ゲル化のメカニズムの解明のため,ゲル化前後の各種バイオナノファイバー物性を評価し,ナノファイバー同士の絡み合いの促進が原因であることを明らかにした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
安心安全かつ生体適合性の高い材料が,再生医療分野で求められている.各種細胞を培養する基材としてハイドロゲルが注目されているが,その作製過程では有害な化学物質が用いられており,その残存が懸念される.これに対して本研究では,生体親和性の高い自然由来の素材と水だけを用いたハイドロゲルの作製を達成した.生体に優しい素材と水だけで,なぜゲル化が起こるのかを解明したことの学術的意義も大きい.
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