研究課題/領域番号 |
17H04974
|
研究種目 |
若手研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
船舶海洋工学
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
水野 勝紀 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 助教 (70633494)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
23,920千円 (直接経費: 18,400千円、間接経費: 5,520千円)
2019年度: 6,630千円 (直接経費: 5,100千円、間接経費: 1,530千円)
2018年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2017年度: 11,050千円 (直接経費: 8,500千円、間接経費: 2,550千円)
|
キーワード | ソーナーシステム / 堆積物 / 二枚貝 / 海底ケーブル / 底生生物 / 水産資源 / 海洋工学 / 水中音響 / 堆積物音響 / 堆積物内探査ソーナー / ウェーブレット縮退 / 埋没物 / 堆積物探査ソーナー / 海洋音響工学 |
研究成果の概要 |
本研究では海底下空間を極めて高い分解能で可視化し、堆積層内の微小な埋没物を確実に検出し、その位置情報や分布、状態を計測するための新しいソーナーシステムを開発した。本ソーナーシステムを用いることにより、これまでは把握が困難であった海底下に内在する底生生物(二枚貝など)の調査や障害物検知、埋設ケーブルの保守点検などを効率的に実施できるようになる。将来的には、海底下の水産資源のデータベース化や海底下の障害物マップ作成、ケーブル埋設後の管理システム構築などに利用予定である。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
海底地形計測などに用いられるソーナーは海外製品が主流であるが、周波数や探査レンジの観点からその殆どは海底下の精密計測に利用できない。本研究によって、沿岸の護岸工事などを含む海洋開発現場におけるアセスメントや事後管理(災害時のケーブル破断など緊急対応を含む)に資する計測システムの研究開発に早い段階で着手した意義は大きい。また、深海底で検討が進む海洋資源開発においても、本研究で開発した堆積物音響技術の需要は確実に増加すると思われ、将来の新規技術案件となる海底下精密探査ソーナー開発分野の発展に大きく貢献し得るものである。
|