研究課題/領域番号 |
17H05008
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研究種目 |
若手研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
植物分子・生理科学
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研究機関 | 神戸大学 (2019) 東京大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
近藤 侑貴 神戸大学, 理学研究科, 准教授 (70733575)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
26,650千円 (直接経費: 20,500千円、間接経費: 6,150千円)
2019年度: 6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2018年度: 7,150千円 (直接経費: 5,500千円、間接経費: 1,650千円)
2017年度: 13,130千円 (直接経費: 10,100千円、間接経費: 3,030千円)
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キーワード | 幹細胞 / 細胞運命 / 時空間制御 / 維管束 / 細胞分化 / 多能性 / 構成生物学 / 発生・分化 / 植物 / 細胞・組織 |
研究成果の概要 |
本研究課題では、維管束幹細胞を題材に、細胞運命の時空間的な制御機構を明らかにすることを目的とした。まず、維管束分化誘導系VISUALを用いた深部イメージングから葉の向背軸情報が幹細胞の木部・篩部細胞分化運命の決定に重要であることを見出した(Nurani et al., 2020, PCP)。また、遺伝学スクリーニングにより幹細胞分化を促進する新たな遺伝子を2個同定することに成功し、そのうち1つは概日周期に関わるものであった。このように、本研究を通して時空間の情報が幹細胞の分化運命を制御している可能性が示唆され、またそれに関わる因子を単離することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題では、維管束幹細胞の運命決定制御機構の解析をおこない、位置情報と時間情報の重要性を明らかにすることができた。実際に、位置情報に関わるあるホルモンの量をコントロールすることで維管束幹細胞の運命を操作することができるようになった。このように、幹細胞制御に関する知見が広がり研究が進展していくことで、今後、維管束を構成する様々な機能細胞を自在に創出することができるようになると期待される。
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