研究課題/領域番号 |
17H05041
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研究種目 |
若手研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
動物生産科学
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
山本 ゆき 岡山大学, 環境生命科学研究科, 助教 (20645345)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
25,090千円 (直接経費: 19,300千円、間接経費: 5,790千円)
2019年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 7,540千円 (直接経費: 5,800千円、間接経費: 1,740千円)
2017年度: 13,260千円 (直接経費: 10,200千円、間接経費: 3,060千円)
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キーワード | 卵管 / 筋収縮 / 平滑筋細胞 / イオンチャネル / カルシウム変動 / 自発収縮 / 小胞体 / 自動能 / カルシウムイオン / 平滑筋 / カルシウムオシレーション / ギャップジャンクション / カルシウム / 収縮 / ペースメーカー |
研究成果の概要 |
配偶子および初期胚の卵管内輸送に重要な自発収縮の発生制御機構について、ウシ卵管組織を用いて検討した。卵管組織において自発収縮を引き起こし、その活動性を制御する「ペースメーカー」を探索するため、自発的なカルシウムオシレーションを示すウシ卵管平滑筋細胞の培養系を確立した。カルシウム変動には複数のパターンが認められたことから、自発収縮には複数種類の平滑筋細胞が関与すること、その一部がペースメーカーである可能性が示された。次に卵管組織片を用いて収縮を検出し、収縮発生に重要な電気活動に関与するイオンチャネルを決定した。さらに、ギャップジャンクションが組織内での刺激伝達に関与することが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究ではウシ卵管組織の自発収縮発生制御メカニズムの一端を初めて明らかにした。卵管の平滑筋収縮機能は妊娠の成立に必須であることが知られている。また、ヒトで起こる異所性妊娠 (卵管内妊娠) には輸送異常が関与する。今後自発収縮の制御機構を検討することで、卵管の輸送能をターゲットにした家畜の繁殖制御技術や生殖補助医療技術の向上、異所性妊娠の予防法確立に貢献することが期待できる。
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