研究課題/領域番号 |
17H05062
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研究種目 |
若手研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
環境生理学(含体力医学・栄養生理学)
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研究機関 | 横浜市立大学 (2020) 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター (2017-2019) |
研究代表者 |
多田 敬典 横浜市立大学, 医学研究科, 特任准教授 (20464993)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
24,570千円 (直接経費: 18,900千円、間接経費: 5,670千円)
2020年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2019年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2017年度: 12,090千円 (直接経費: 9,300千円、間接経費: 2,790千円)
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キーワード | 糖代謝シグナル / 認知機能障害 / 認知機能 / シナプス可塑性 / 易怒性攻撃行動 / 加齢 / シナプス / 認知症中核症状 / 認知症周辺症状 / 認知症 / 糖尿病 / インスリンシグナル / インスリン受容体基質 |
研究成果の概要 |
認知症の病態進行過程において、神経細胞シナプスの機能低下は脳萎縮に至る前に生じる初期脳内変化として着目されている。近年の大規模疫学研究により、認知症の進行過程を左右する危険因子群が重要視されている。加齢やそれに伴う糖代謝異常をはじめとした末梢組織を起点する生体恒常性の破綻は認知症の最大のリスク要因であり、そのシナプス機能との関係性に多くの関心が寄せられている。本研究では認知症様行動発現に関わる海馬・前頭葉神経細胞シナプス部位での機能的タンパク質の可塑的変化に対し、糖代謝シグナルの制御破綻がどのように影響するか検討を試みた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
超高齢化社会と呼ばれる現代において、健康長寿の延伸が重要視されている。高齢者の15%を占める認知症の改善は、健康長寿社会実現に欠かすことができない要因である。また団塊の世代が75歳を迎える4年後は2025年問題として、社会全体の対応策が求められている。このように認知症に対して効果的な治療方法が望まれている一方で、現状では最も治療効果が得られていない疾患領域の一つとして捉えられている。シナプスを起点とする糖代謝シグナルを標的とする本研究は、新しい側面からの認知症病態メカニズム解明につながることが期待できる。
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