研究課題/領域番号 |
17H05108
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研究種目 |
若手研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
生涯発達看護学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
小澤 未緒 広島大学, 医系科学研究科(保), 准教授 (80611318)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
12,740千円 (直接経費: 9,800千円、間接経費: 2,940千円)
2020年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2019年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2018年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2017年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
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キーワード | NICU / 早産児 / 看護師 / 継続教育 / e-learning / 痛みのスケール / 痛みのアセスメント / 教材開発 / 痛み / 日本語版PIPP / FSPAPI / 看護 / eラーニング / 新生児 / 動画教材 / GCU / 痛みの測定 / 測定ツール / 自己学習 |
研究成果の概要 |
本研究では、NICUに入院している新生児の痛みの測定に関する自己学習を支援するeラーニング(e-PMaN)を国内で初めて開発し学習効果を検証しました。第1段階として、115名のNICU看護師を対象とした前後比較研究、第2段階として新生児集中ケア認定看護師64名を対象とした無作為化比較試験を実施しました。その結果、1)年齢やNICU経験年数、最終学歴など背景が異なる対象者においても受講前と比較して受講後のテスト得点は大幅に増加すること、2)e-PMaNで自己学習した程度が高いほど受講後のテスト得点が高いこと、3)e-PMaN群は対照群と比較してテスト得点が高いことが明らかとなりました。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本では、実際のあかちゃんの動画やスライドなどで痛みの測定とアセスメントを学習できる教材はありませんでした。本研究では、NICUの診療に従事する看護師が、入院しているあかちゃんの痛みについて自己学習できるeラーニングを国内で初めて開発し、その効果を検証しました。その結果、開発したeラーニングで学習した看護師は、学習前と比較して、痛みの測定やアセスメントに関する知識の向上、痛みの測定スケールで正しく測定できるようになることが明らかになりました。本教材で看護師が自己学習し、新生児の痛みをより理解できるようになることで、NICUに入院している新生児の痛みの予防や緩和に貢献できると考えられます。
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