研究課題/領域番号 |
17H06102
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研究種目 |
基盤研究(S)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
知覚情報処理
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
長原 一 大阪大学, データビリティフロンティア機構, 教授 (80362648)
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研究分担者 |
早崎 芳夫 宇都宮大学, オプティクス教育研究センター, 教授 (10271537)
小室 孝 埼玉大学, 理工学研究科, 教授 (10345118)
香川 景一郎 静岡大学, 電子工学研究所, 教授 (30335484)
池田 哲夫 福岡歯科大学, 口腔歯学部, 教授 (60585701)
西舘 泉 東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (70375319)
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研究期間 (年度) |
2017-05-31 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
150,540千円 (直接経費: 115,800千円、間接経費: 34,740千円)
2021年度: 28,860千円 (直接経費: 22,200千円、間接経費: 6,660千円)
2020年度: 30,810千円 (直接経費: 23,700千円、間接経費: 7,110千円)
2019年度: 28,080千円 (直接経費: 21,600千円、間接経費: 6,480千円)
2018年度: 29,900千円 (直接経費: 23,000千円、間接経費: 6,900千円)
2017年度: 32,890千円 (直接経費: 25,300千円、間接経費: 7,590千円)
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キーワード | コンピュテーショナルフォトグラフィ / 光計測 / 医工連携 / 光センシング / 医療計測 |
研究成果の概要 |
腹腔内のような閉じた環境や臓器のような生体組織は半透明であるため、従来の光計測ではその形状を正しく計測できなかった。本研究では、腹腔内でのマルチパスや臓器表面での散乱の影響を除去するための光コム干渉カメラを開発した。このカメラで撮影した画像から物体の三次元形状を復元する手法を開発した。また、画像から血管などの内部情報や血流を可視化、臓器の弾性変形をトラッキングする術中支援システムの構築をおこなった。さらに、この基盤技術の一部を実際の腹腔鏡下胆嚢摘出術に適用することで、人への臨床での実証を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、患者の負担が少なく快復が早いことから内視鏡手術が注目されている.しかし、一般的な内視鏡で得られる情報はモニタに表示される視野の狭い2次元画像のみで腹腔へ挿入しているため視点の自由も限定的である。そのため術者に高度な技術を要求することから開腹手術と比べて効率や安全性が劣るという問題がある。本研究では、新たな光計測技術を開発し非接触でリアルタイムの臓器の計測・推定手法を開発した。また、これら基盤技術の一部を臨床応用に適用し、実証を行った。
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評価記号 |
検証結果 (区分)
A
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評価記号 |
評価結果 (区分)
A: 当初目標に向けて順調に研究が進展しており、期待どおりの成果が見込まれる
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