研究課題/領域番号 |
17H06131
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研究種目 |
基盤研究(S)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
手嶋 政廣 東京大学, 宇宙線研究所, 教授 (40197778)
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研究分担者 |
窪 秀利 東京大学, 宇宙線研究所, 教授 (40300868)
山本 常夏 甲南大学, 理工学部, 教授 (40454722)
井岡 邦仁 京都大学, 基礎物理学研究所, 教授 (80402759)
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研究期間 (年度) |
2017-05-31 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
204,230千円 (直接経費: 157,100千円、間接経費: 47,130千円)
2021年度: 37,830千円 (直接経費: 29,100千円、間接経費: 8,730千円)
2020年度: 36,400千円 (直接経費: 28,000千円、間接経費: 8,400千円)
2019年度: 38,610千円 (直接経費: 29,700千円、間接経費: 8,910千円)
2018年度: 46,280千円 (直接経費: 35,600千円、間接経費: 10,680千円)
2017年度: 45,110千円 (直接経費: 34,700千円、間接経費: 10,410千円)
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キーワード | ガンマ線 / 高エネルギーガンマ線 / チェレンコフ望遠鏡 / ブラックホール / パルサー / 宇宙線 / 暗黒物質 / 活動銀河核 / ガンマ線バースト / 超新星残骸 |
研究成果の概要 |
2020年より、CTA大口径望遠鏡 LST1 の科学運用を開始し重要な成果をあげてきた。より高感度な観測をめざし、MAGIC望遠鏡とのステレオ観測もすすめている。LST2-4の建設許可が現地政府より認可され、2026年には4基での高感度な観測体制に入ることができる。科学的成果のハイライトとしては、MAGIC望遠鏡によるTeV GRB GRB190114C の初観測、LST1によるカニパルサー、ゲミンガパルサーからのガンマ線パルス放射の詳細観測、新星RS Ophiuchi からのガンマ線放射の初観測があげられる。また、複数の活動銀河の観測に成功しているが、BL Lac の巨大フレアを観測した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
CTA大口径望遠鏡は、激しく変動する宇宙、極限的な宇宙の姿を明らかにしていくものであり、我々の宇宙に関する理解を大きく広げるものである。ガンマ線バースト(誕生直後のブラックホール)、再帰新星(白色矮星上に降り積もった物質の熱核反応による爆発的燃焼)、超巨大ブラックホール等からの高エネルギーガンマ線放射の研究はこれらの激しく変動する天体でおこる物理現象を明らかにする。特にCTA大口径望遠鏡はこれらの観測を宇宙初期まで広げるものであり、これらの激しく変動する天体の観測を通してビッグバンから現在の宇宙への進化を明らかにしていく。
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評価記号 |
検証結果 (区分)
A
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評価記号 |
評価結果 (区分)
A-: 当初目標に向けて概ね順調に研究が進展しており、一定の成果が見込まれるが、一部に遅れ等が認められるため、今後努力が必要である
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