研究課題/領域番号 |
17H06150
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研究種目 |
基盤研究(S)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
制御・システム工学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
大須賀 公一 大阪大学, 工学研究科, 教授 (50191937)
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研究分担者 |
石川 将人 大阪大学, 工学研究科, 教授 (20323826)
青沼 仁志 北海道大学, 電子科学研究所, 准教授 (20333643)
李 聖林 広島大学, 統合生命科学研究科(理), 教授 (50620069)
小林 亮 広島大学, 統合生命科学研究科(理), 名誉教授 (60153657)
佐倉 緑 神戸大学, 理学研究科, 准教授 (60421989)
杉本 靖博 大阪大学, 工学研究科, 准教授 (70402972)
石黒 章夫 東北大学, 電気通信研究所, 教授 (90232280)
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研究期間 (年度) |
2017-05-31 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
177,840千円 (直接経費: 136,800千円、間接経費: 41,040千円)
2021年度: 34,190千円 (直接経費: 26,300千円、間接経費: 7,890千円)
2020年度: 35,490千円 (直接経費: 27,300千円、間接経費: 8,190千円)
2019年度: 36,010千円 (直接経費: 27,700千円、間接経費: 8,310千円)
2018年度: 34,190千円 (直接経費: 26,300千円、間接経費: 7,890千円)
2017年度: 37,960千円 (直接経費: 29,200千円、間接経費: 8,760千円)
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キーワード | 振る舞いの多様性 / ゾンビ化 / 陰的制御 / 制御構造 / 脳・身体・場 / ミニマルセット / 生物制御 / 振る舞い / 陰的陽的制御 / 数理モデル / 運動制御 / 振る舞いの源泉 |
研究成果の概要 |
本研究では、コオロギの脳神経系を特定的かつ薬理学的に機能阻害したゾンビコオロギを得る方法論を提案した。このゾンビコオロギには歩行にとっての最小限の脳神経系機能が埋め込まれている。そこで我々は、ゾンビコオロギを外部からの刺激によって様々な場で歩行させ、その時の脳・身体・環境の相互作用の中に存在するであろう歩容の変容を生み出す制御構造の数理モデルを求め、無能ロボットによってその仮説を検証した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
生物が見せる多様な振る舞いの源泉を脳神経系の複雑さに求めるのではなく、最小限の脳神経系と身体と環境との相互作用の中に求める点が学術的な特徴である。この試みが成功すると、単純な脳神経系しかもたない生物が予想以上に見せる知的行動の発現機序の解明に向けての大きな一歩になる。同時に、昨今のAIブームの流れに反して、極めてシンプルな制御則で実世界に適応可能な人工物を開発するための多大なる知見を与える。
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評価記号 |
検証結果 (区分)
B
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評価記号 |
評価結果 (区分)
A-: 当初目標に向けて概ね順調に研究が進展しており、一定の成果が見込まれるが、一部に遅れ等が認められるため、今後努力が必要である
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