研究課題/領域番号 |
17H06286
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研究種目 |
挑戦的研究(開拓)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
健康科学およびその関連分野
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研究機関 | 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター |
研究代表者 |
島田 裕之 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 老年学・社会科学研究センター, センター長 (00370974)
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研究分担者 |
原田 健次 中京大学, 体育学研究科, 実験実習助手 (70736058)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
25,870千円 (直接経費: 19,900千円、間接経費: 5,970千円)
2019年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2017年度: 18,850千円 (直接経費: 14,500千円、間接経費: 4,350千円)
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キーワード | プレクリニカルAD / DNAメチル化 / メチル化 |
研究成果の概要 |
本研究は、アミロイドPET検査にて特定したプレクリニカルADと関連するDNAメチル化を血液サンプルから解明し、プレクリニカルADのスクリーニング指標を発見することを目的とした。 地域高齢者103名を対象にPET検査を実施した結果、18名(17.5%)にアミロイド沈着が認められた。ゲノムワイドなDNAメチル化解析の結果、アミロイドβ沈着と関連する2,194のメチル化プローブが抽出された。Gene enrichment解析の結果、アルツハイマー病やアミロイドβとの関連が報告されている近傍遺伝子が複数存在し、DNAメチル化はプレクリニカルADのスクリーニング指標として有用である可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在、ADの治療は、先制医療を実施する必要性があると考えられており、予防薬の開発とともにプレクリニカルADをどのように発見するかが重要な課題となっている。血液サンプルのDNAメチル化からアミロイドの蓄積を予測することが可能となれば、ADの疾病修飾薬開発のレジストリ構築に大きく寄与できる。さらに、本研究の知見を基にプレクリニカルADを高感度に抽出可能なDNAメチル化の解明が進むことで、比較的安価で簡便なスクリーニングが可能となり、広く一般化可能な知見を提示することができる。
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