研究課題/領域番号 |
17H06524
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
内藤 健夫 東北大学, 東北メディカル・メガバンク機構, 助教 (80808197)
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 大腸癌 / 腸管上皮オルガノイド / エクソソーム解析 / エクソソーム / オルガノイド / パネート細胞 / 炎症性腸疾患 |
研究成果の概要 |
本研究では小腸上皮オルガノイドの樹立を試みた。様々な手法を用いたが結果的には長期培養が困難であった。しかし大腸腺腫や大腸癌由来のオルガノイドの作成に成功した。これらの培養上清から超遠心法によるエクソソーム分画の抽出を行った。オルガノイドおよび培養上清中のエクソソーム分画からtotal RNAを抽出。腺腫及び癌から抽出したエクソソームmiRNAに関して網羅的発現解析を行った。癌群で193個、腺腫群で129個のmiRNAが確認された。細胞内miRNAと共通して発現を認めたものの中で、癌群で3個のmiRNAの発現が亢進、12個が減少していた。そのうちmiR-1246が有意であることが明らかとされた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は大腸癌、腺腫からオルガノイドを作成することに成功し、長期培養することが可能であることを実証した。さらには、培養上清からエクソソームを生成し、大腸癌由来エクソソームにはmir-1246が高発現していることが明らかとした。大腸癌の生存や浸潤に関与していることが推定され、mir-1246の機能が明らかとなれば、治療や診断への応用へ期待できる。
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