研究課題/領域番号 |
17H06557
|
研究種目 |
研究活動スタート支援
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
環境リスク制御・評価
|
研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
高谷 一成 千葉大学, 予防医学センター, 特任助教 (20804298)
|
研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
|
キーワード | イオン移動度 / イオン付着法 / 環境分析 / 室内環境分析 |
研究成果の概要 |
GC/MSによる分析は時間が掛かり、リアルタイムで空気汚染の実態をつかむことは難しいため、すぐに正確な各種揮発性有機化合物 (VOC) の濃度と症状との因果関係を求めることが困難である。そこで我々は複数の VOC を同時にリアルタイムに測定することが可能なイオン付着 (IA) 法とイオン移動度分析 (IMS) 装置を組み合わせた可搬型のIA-IMS 装置の開発に着手した。 平成29年度に装置のプロトタイプを完成させて、各VOCの移動度の理論計算を行った。平成30年度は室内濃度指針値が定められたVOCについてデータベースを作成して理論計算と比較を行った。また数棟の住宅を測定して性能の評価も行った。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,空気中の揮発性有機化合物(VOC)などの多成分混合気体を網羅的かつリアルタイムに測定を行うことを対象とした独創的な暴露評価ツールの開発に取り組んできた。空気中化学物質の総合的な暴露評価ツールを開発し提供することにより,研究対象の拡大と多面的な解析が可能になるなどの意義がある。本装置ではこれまでの測定,分析法とは違って,リアルタイムでのVOCの定性,定量や濃度モニタリングが可能であり、疾患と空気汚染の実態や関係をより正確に把握することができ,素早い対応,安心,安全につながる。
|