研究課題/領域番号 |
17H06590
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
理論経済学
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研究機関 | 東京工業大学 (2018) 東京大学 (2017) |
研究代表者 |
數村 友也 東京工業大学, 工学院, 助教 (50804960)
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 複数財オークション / 収入最大化 / 効率性 / オークション / 耐戦略性 / 統一価格オークション / 経済理論 / メカニズムデザイン / 公平性 / 対称性 |
研究成果の概要 |
本研究は収入と効率性の観点から望ましい複数財オークションの解明を試みた.収入に関しては,各入札者が1財しか得られない場合に,minimum Walrasian priceメカニズムがインセンティブに関する条件と弱い公平性・効率性を満たすメカニズムの中で最も高い収入を達成する事を示した.また効率性に関して,財の数が人の数に比べて十分大きい場合に焦点を当て,その場合にはuniform price auctionが均衡において効率性を達成する事を明らかにした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
複数財のオークションは現実社会に多く存在する.特に近年は世界各国で政府が希少な資源をオークションを用いて企業や個人に配分している.その際に望ましい配分が達成されるかどうかは用いるオークション次第である.本研究は望ましい配分を実現するオークションの理論的解明を試みており,本研究結果は政府等が用いるべきオークションに示唆を与えるものである.その意味で社会的意義があると考えられる.
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