研究課題/領域番号 |
17H06630
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
呼吸器内科学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
石井 崇史 東京大学, 保健・健康推進本部, 助教 (30803118)
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 気管支喘息 / アレルギー / 自然リンパ球 / 2型自然リンパ球 / 自然免疫 / 呼吸器疾患 / アレルギー疾患 / アレルギー・ぜんそく / 免疫学 |
研究成果の概要 |
2型自然リンパ球(ILC2)はアレルギー疾患の病態に関わる事が示されている。ILC2の活性化の機序は近年研究されているがまだ不明な点も多く、本研究ではその機序の一端として自然免疫受容体であるTLR2に着眼した。 TLR2刺激によりILC2がアレルギー疾患に関わる物質IL-5,IL-13を産生する事が判明し、更にアレルギー疾患と関わりの深いダニの抽出物がその作用を増強する事が明らかになった。生体内での役割も検証し、気管支喘息の病態に関わる可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
2型自然リンパ球(ILC2)が自然免疫受容体のTLR2により直接的に活性化され、気管支喘息の病態、感染の後の喘息症状の悪化などに関わる可能性がある事を示した。感染時の防御反応としてTLR2を含めた自然免疫受容体の役割は重要であるが、その過剰な活性化を抑制する事で喘息症状の改善に関与できる可能性を示した。
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