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組織横断型プロジェクトの成立過程が実施過程に及ぼす影響とそのメカニズム

研究課題

研究課題/領域番号 17H06686
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分補助金
研究分野 経営学
研究機関早稲田大学 (2018)
一橋大学 (2017)

研究代表者

谷口 諒  早稲田大学, 重点領域研究機構, 次席研究員 (90801283)

研究期間 (年度) 2017-08-25 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
キーワード経営学 / プロセス研究 / バイオマス / 組織横断型プロジェクト
研究成果の概要

本研究の分析からは次の三点が明らかになった.第一に,それぞれ目標の異なる複数の組織が参画するプロジェクトの成立過程では,「組織間でのフレームの相違」がプロジェクトの正当性の源泉となるということである.第二に,成立過程では機能的であった「フレームの相違」が,プロジェクトの実施過程では効率性を阻害する要因となるということである.そして第三に,「フレームの相違」がプロジェクトの成立を導くという現象は,必ずしも本研究の事例に特有の現象ではなく,イノベーションへの資源動員プロセスや社会運動の拡大プロセスなど,他の文脈においても観察されうる一般的な現象だということである.

研究成果の学術的意義や社会的意義

組織の直面する環境が複雑する中で,複数の組織が協働するプロジェクトがその必要性を増している.本研究は,どのように組織の枠を超えたプロジェクトが成立するのか(しうるのか)だけでなく,その後どのように実施されていくのかにまで目を向ける必要があるという問題意識から,組織横断型プロジェクトの成立過程が実施過程に与える影響を分析した.本研究の分析からは,プロジェクトの成立に向けた有効な方策だと既存研究が指摘してきたものが,プロジェクトの実施過程では効率性を阻害し得ることが明らかになった.重要性を増す組織横断型プロジェクトを効果的に実施していく方策を考える上で,本研究から得られる知見は示唆的である.

報告書

(3件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて 2019 2018 2017

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (3件) (うち国際学会 1件、 招待講演 1件)

  • [雑誌論文] 地域イノベーションの事例研究:岡山県真庭市における「バイオマスツアー真庭」2019

    • 著者名/発表者名
      谷口諒
    • 雑誌名

      一橋大学イノベーション研究センターIIRケーススタディ

      巻: - ページ: 1-19

    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] Resource Mobilization by "Strange Bedfellows": A Case Study of "Biomass Nippon Strategy"2018

    • 著者名/発表者名
      Taniguchi, Ryo
    • 雑誌名

      Proceedings of 2018 Portland International Conference on Management of Engineering and Technology

      巻: - ページ: 1-9

    • DOI

      10.23919/picmet.2018.8481884

    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] Resource Mobilization by "Strange Bedfellows": A Case Study of "Biomass Nippon Strategy"2018

    • 著者名/発表者名
      Taniguchi, R
    • 学会等名
      2018 Portland International Conference on Management of Engineering and Technology
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] シンボルを用いた資源獲得の成功による資源配分の失敗:「バイオマス・ニッポン総合戦略」の事例2018

    • 著者名/発表者名
      谷口諒
    • 学会等名
      2018年度組織学会研究発表大会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] 『同床異夢』によるプロジェクトの成立プロセス2017

    • 著者名/発表者名
      谷口諒
    • 学会等名
      研究・イノベーション学会
    • 関連する報告書
      2017 実績報告書

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公開日: 2017-08-25   更新日: 2020-03-30  

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