研究課題/領域番号 |
17H06739
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
天文学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
國生 拓摩 名古屋大学, 理学研究科, 助教 (60803442)
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 近赤外線分光 / 超新星残骸 / 近赤外線分光器 / 赤外線天文学 |
研究成果の概要 |
本研究では超新星残骸の近赤外[PII]輝線マッピング観測を行い、超新星爆発によるリンの生成メカニズムを探る。この観測のため、スリットビュワーによりマッピング能力を高めた近赤外線分光器を新たに開発し、鹿児島大学1m望遠鏡に取り付けて、標準星の分光観測に成功した。これらの観測データを用いて本装置の性能評価を行うとともに、W49Bなどの超新星残骸の分光マッピング観測とデータ解析を進めた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
生命をつかさどるリンの起源は超新星爆発にまでさかのぼるが、その生成メカニズムはよく理解されていない。本研究では、超新星残骸の近赤外線分光マッピング観測をもとに、その生成メカニズムに迫る。この観測を行うために近赤外線分光器を新たに開発し、鹿児島大学の1m望遠鏡に取り付けて、超新星残骸を含む各種天体の分光観測に成功した。今後、さらに多くの超新星残骸を観測することで、リンの生成メカニズムについて観測的知見が得られると期待される。
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