研究課題/領域番号 |
17H06751
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
大田 剛広 名古屋大学, 医学部附属病院, 医員 (30801451)
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研究協力者 |
西田 佳弘 名古屋大学, 医学部附属病院, 病院教授 (50332698)
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 骨形成 / 温熱治療 / 温熱刺激 / 骨力学試験 / ラット / 医学 / 促進 |
研究成果の概要 |
臨床的に使用可能な加温担体、人工骨、加温機器を用いてラット、ウサギ両種における臨床応用に向けた動物モデルを作成した。 週一回、45度15分の温熱刺激においてラット、ウサギ両種でmicroCTや組織学的検査にて有意な骨形成が確認できた。力学的強度も増す可能性が示唆され温熱刺激により石灰化促進効果や骨代謝亢進が生じていると考えられた。 本研究では動物モデルに深刻な副作用は生じず、安全に温熱刺激が行えることが確認されたため、近い将来安全性の確認を主眼においたヒトにおける第一相の臨床研究を検討している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
病気や事故により欠損した骨に対する治療方法は現状限られており、早期に骨形成を生じる方法について研究が必要な状態である。 本研究により適切な温度、時間、頻度の温熱刺激が骨形成を促進することが確認された。また、熱傷など明らかな副作用は認められなかった。 複数の動物モデルで骨形成促進効果を確認できたことからヒトでも同様の効果があることが示唆され、将来的に骨欠損の治療方法の新たな選択肢となる可能性がある。
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