研究課題/領域番号 |
17H06875
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
建築環境・設備
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研究機関 | 島根大学 |
研究代表者 |
NGUYEN THULAN 島根大学, 学術研究院環境システム科学系, 助教 (00801169)
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 航空機騒音 / 段階的な変化 / 過剰な応答 / 夜間騒音レベル / 睡眠の質 / 健康影響 / 航空輸送インフラストラクチャ / 住民反応 / 追跡調査 / 段階的変化 / 過剰な反応 / ノイズマップ / 夜間運航 / step-change / 軍民共用空港 / 曝露 - 反応関係 / 高血圧症 / 騒音暴露レベル / ステップ変更 / Excess-response / 過剰反応 / 民共用空港 / イズマップ |
研究成果の概要 |
2009年にノイバイ国際空港周辺において航空機騒音の住民反応を調査した。この時点での運航状態は安定的であったが,新ターミナルビルが竣工したことにより、航空機の運用回数が増加した。竣工の直前後に、騒音レベルの段階的変化による影響を調査した。その結果、段階的変化の直後に過剰な反応が見られた。この過剰な反応は時間経過により減少するのか、あるいはその後も続くのかは不明である。そこで,段階的変化の約3年と4年後にあたる2017年と2018年に追跡調査を実施した。この研究結果では段階的な変化による過剰な応答は時間の経過とともに減少するように見えるが、同じ騒音レベルでは竣工前と比べても反応が高いままである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
発展途上国での航空輸送インフラストラクチャの積極的な開発は、騒音問題を含む空港周辺地域の環境に大きな影響を与えている。この研究では発展途上国であるベトナムのハノイノイバイ国際空港周辺において航空機騒音の住民反応を調査した。その結果、段階的な変化による過剰な応答は時間の経過とともに減少するように見えるが、同じ騒音レベルでは竣工前と比べても反応が高いままである。夜間の飛行便数の増加による夜間騒音レベルの上昇は、睡眠の質および空港近くに住む住民の健康に対する悪影響を及ぼす可能性が示された。夜間運航を制限し、航空機騒音を規制することで空港周辺地域の生活環境を保護することを考慮すべきである。
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