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スピン軌道相互作用の増大に基づく革新的有機遅延蛍光材料の創製

研究課題

研究課題/領域番号 17H06929
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分補助金
研究分野 有機・ハイブリッド材料
研究機関九州大学

研究代表者

李 ジヨン  九州大学, 稲盛フロンティア研究センター, 学術研究員 (30801287)

研究期間 (年度) 2017-08-25 – 2019-03-31
研究課題ステータス 採択後辞退 (2018年度)
配分額 *注記
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード遅延蛍光 / スピン軌道相互作用 / 有機半導体 / デバイス
研究実績の概要

高い発光効率を実現できる優れた特長を有する熱活性化遅延蛍光(TADF)材料の課題として、高電流密度域における素子効率低下(ロールオフ)の抑制が挙げられる。ロールオフを低減するためには、三重項励起子(T1)を速やかに光に変換して消費させ、T1同士の衝突による励起子失活を抑制することが重要である。本研究では、T1-S1逆項間交差速度を速め、TADFの発光寿命を短縮することで、有機EL素子におけるロールオフの低減を目指して研究を行った。
本年度は逆項間交差速度におけるカルコゲン置換の効果を検証し、スピン軌道相互作用の制御による逆項間交差速度の高速化のための分子設計指針について検討を行った。具体的には、ベンゾフラノン誘導体およびホスフィンオキシド/スルフィド誘導体を基盤とするTADF分子を新規に設計し、量子化学計算からスピン軌道相互作用、T1-S1間のエネルギー差などを見積もった。更に、精密有機合成によりこれらの分子材料を合成した。溶液および固体薄膜における詳細な光学物性評価から、T1-S1間のエネルギー差および逆項間交差速度を決定し、T1-S1間のエネルギー差およびスピン軌道相互作用と逆項間交差速度の相関を調査した。
本設計指針により、逆項間交差速度が増大し、発光寿命が短縮されることが示され、実際の有機ELデバイスにおいてロールオフが抑制できることが明らかとなった。

現在までの達成度 (段落)

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

今後の研究の推進方策

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

報告書

(1件)
  • 2017 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2018

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Molecular engineering of phosphacycle-based thermally activated delayed fluorescence materials for deep-blue OLEDs2018

    • 著者名/発表者名
      Jiyoung Lee, Naoya Aizawa, and Takuma Yasuda
    • 雑誌名

      Journal of Materials Chemistry C

      巻: 6 号: 14 ページ: 3578-3583

    • DOI

      10.1039/c7tc05709a

    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
    • 査読あり

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公開日: 2017-08-25   更新日: 2018-12-17  

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