研究課題/領域番号 |
17H07004
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
環境・衛生系薬学
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研究機関 | 静岡県立大学 |
研究代表者 |
志津 怜太 静岡県立大学, 薬学部, 助教 (50803912)
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研究協力者 |
根岸 正彦 米国国立環境衛生科学研究所
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 核内受容体 / インビトロ評価系 / 組換えタンパク質 / 蛍光偏光解消法 / CAR / PXR / in vitro評価系 / 結晶化 / 転写因子 / 蛋白質 / 結晶構造 |
研究成果の概要 |
核内受容体CAR及びPXRは、種々の化学物質によって活性化され肝において薬物代謝酵素発現の誘導を引き起こす。よってその酵素誘導作用に起因した薬物間相互作用が問題となるため、両受容体の活性化を評価可能なインビトロ評価系が求められる。本研究では、現在まで調整法が確立されていなかったCAR及びPXR全長の組換えタンパク質の調整に成功し、それらを用いた生物物理学的解析により、無細胞系においてCAR及びPXRのリガンド依存的な活性化を評価可能な手法を見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
組換えタンパク質を利用した生物物理学的解析による受容体の活性化評価系は、動物個体や培養細胞を用いた解析では観察が困難な詳細な活性化機序解析を可能にするが、機能的な核内受容体全長の組換えタンパク質を精製した報告は少なく、CAR及びPXR全長の組換えタンパク質の報告は皆無であった。したがって、全長の核内受容体組換えタンパク質の調製法を確立し、それらを利用してDNA結合やリガンド応答性の解析を行った本研究成果は、CARやPXRの異物応答性核内受容体の研究領域にとどまらず、全ての核内受容体の研究に有益な共通した情報を提供でき、その学術的意義は大きいと期待される。
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