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総実体上の保型形式に伴うGalois表現の特徴づけに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 17H07074
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分補助金
研究分野 代数学
研究機関学習院大学

研究代表者

吉川 祥  学習院大学, 理学部, 助教 (10803736)

研究期間 (年度) 2017-08-25 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
キーワード楕円曲線 / 保型表現 / モジュラー形式 / ラングランズ対応 / Galois表現 / 保型形式 / 整数論 / Hilbert保型形式 / (Hilbert)モジュラー形式 / Serre予想
研究成果の概要

総実体上の楕円曲線の保型性に関する研究を行った。これは、フェルマーの最終定理の証明の際に決定的な役割を果たした志村谷山予想の一般化に関するものである。
本研究の以前に得られていた結果は、楕円曲線の定義体が有理数体上アーベルなものに限られていた。本研究では、定義体が13または47を割るある素点において完全分解すると仮定すれば、アーベルという仮定を落としても多くの場合に楕円曲線の保型性が証明できることが分かった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

楕円曲線の保型性は、志村谷山予想の直接の一般化であり、数論において重要な予想であるラングランズプログラムやFontaine-Mazur予想の特殊な場合である。したがって、保型性が保証された楕円曲線の範囲を広げることにより、ラングランズプログラムやFontaine-Mazur予想のひとつの証左になりうる。また、楕円曲線にはL関数と呼ばれる重要な関数(楕円曲線の多くの情報を持った複素関数)が付随するが、楕円曲線の保型性を示すことで初めてL関数が良い解析的性質を持つことが保証されるという直接の利点もある。

報告書

(3件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2018

すべて 学会発表 (2件) (うち招待講演 2件)

  • [学会発表] ある総実体上の楕円曲線の保型性について2018

    • 著者名/発表者名
      吉川祥
    • 学会等名
      早稲田整数論セミナー
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] ある総実体上の楕円曲線の保型性について(in progress)2018

    • 著者名/発表者名
      吉川祥
    • 学会等名
      九州代数的整数論 2018(KANT 2018)
    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
    • 招待講演

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公開日: 2017-08-25   更新日: 2020-03-30  

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