研究課題/領域番号 |
17H07130
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
商学
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研究機関 | 東京理科大学 |
研究代表者 |
山口 景子 東京理科大学, 経営学部経営学科, 講師 (40801410)
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | マーケティング / 買い物目的 / 店舗選択 / 消費者行動 / トピックモデル / 商学 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,購買履歴データから消費者の買い物目的を抽出し,その買い物目的と店舗選択行動の関連性を探ることである。調査対象者から収集したレシートを元に作成したマルチプル購買データを用いて買い物目的の抽出を試み,抽出した買い物目的と買い物時の環境要因,そして店舗・業態選択の関係性を分析した。 買い物目的には2つのパターン,「内食用買い物」および「中食用買い物・補充買い」が存在すること,そして買い物目的と利用業態の間には関係性があることが分析から示された。また,買い物をする人の属性およびその人が置かれた状況が,買い物目的や利用業態選択行動に何らかの影響を及ぼしうることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,アンケート調査など消費者の記憶や申告をもとに研究が進められることの多かった買い物目的について,実際に購買された商品カテゴリデータを用いた特定を試みた。また,抽出された買い物目的と店舗業態選択,そして買い物目的と買い物コンテクストの間に関連性があることを示したことが本研究の学術的意義である。 この関連性を活用することにより,買い物コンテクストによって変化する来店客の買い物目的に応じて店舗のカテゴリマネジメント戦略や店頭プロモーションを変化させることで,消費者に自店舗・業態を積極的に選択・利用してもらうためのマーケティング戦略立案の可能性を示したことが本研究の社会的意義である。
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