研究課題/領域番号 |
17H07224
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
言語学
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研究機関 | 南山大学 |
研究代表者 |
鈴木 史己 南山大学, 外国語学部, 講師 (20803886)
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 言語地理学 / 漢語方言 / 漢語語彙史 / 中国語 |
研究成果の概要 |
本研究は、現代方言の語形分布地図を作成・分析する言語地理学研究と、史的文献調査を両輪として、中国語の常用語彙の歴史の解明を目指すものである。史的文献においては、ある意味を表す主要な語形が別の語形に交替する現象が観察される。この現象は、必ずしも漢語全体に起こった変化ではなく、程度の差こそあれ、局地的に発生した変化を反映するものであることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
史的文献研究と現代方言研究の統合の試みは少なくないが、語形分布地図を作成・分析する言語地理学的手法を現代方言研究に用いたことに本研究の特徴がある。言語地理学研究による語彙変化の推定と、史的文献に基づいた記述をつきあわせることで、より精度の高い歴史的変化の過程を明らかにするとともに、そのメカニズムを現代方言と史的文献の双方から漢語語彙史の中に位置づけようと試みた点に学術的意義が認められる。
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