研究課題/領域番号 |
17H07244
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
応用健康科学
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
塚本 敏人 立命館大学, 総合科学技術研究機構, 研究員 (70802099)
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 認知機能 / 脳循環調節機能 / 高血糖 / エネルギー代謝 / 神経栄養因子 / 脳循環 / 低血糖 / 脳エネルギー代謝 / 脳循環自己調節機能 / フラバノール / 乳酸 |
研究成果の概要 |
本研究では、脳の主要なエネルギー基質である血糖値の極端な増加と認知機能低下の乖離に着目し、朝の高グリセミックインデックス食摂取誘発性の高血糖が惹起する脳機能へのネガティブな作用メカニズム解明に向けたアプローチを行うことを目的とした。また、グルコースだけでなく、高脂血を招く高脂肪食摂取時の脳機能も検証した。その結果、朝食を摂取していたとしても、朝食欠食時のように、高グリセミックインデックス食や高脂肪食の摂取は、実行機能などの認知機能を低下させるとともに、脳保護作用のある生理学的指標の動的脳循環調節機能や血漿中の脳由来神経栄養因子などを低下させ、脳に対して負の作用を与えてしまうことを発見した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、日常生活で必ず気にしなければならない朝食摂取(食事の質)が、エネルギー代謝(基質)の観点から脳機能(現象・生理学)にどのような影響を与えているのか示したものである。具体的に、朝食を摂取することは、ブレインヘルスケアのために、非常に重要な行為であることを示した。さらに、高血糖を惹起する高グリセミックインデックス食や、高脂血を招来する高脂肪食は、朝食摂取誘発性の脳への有益性を打ち消してしまう可能性を示した。
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