研究課題/領域番号 |
17H07247
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
日本語学
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
竹田 晃子 立命館大学, 衣笠総合研究機構, 研究員 (60423993)
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 日本語学 / 国語学 / 方言研究 / 教育学 / 方言 / 言語学 / 方言学 |
研究成果の概要 |
地方教育資料における方言を扱った内容の調査・収集・整理を通して総目録を作成し、地方教育資料による方言研究の手法のモデル化を試みた。具体的には、図書館・文書館などにある資料の閲覧・複写・電子化を経てデータベースを作成しつつ、次のような手順で言語的分析を行った。既存資料(全国調査資料や方言辞典類・調査報告類)との比較を通じて、地方教育資料の方言資料としての検討・分析を行った。さらに、文法や語彙、方言分布を分析したうえで、社会における方言や地方教育資料の果たす役割を分析した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的意義としては、これまで不明だった現象(条件表現形式の由来や、形容詞・動詞を構成する後部要素の地理的分布、敬語と卑罵語の対応関係と地理的分布など)を具体的に解明することができた。本研究で収集・整理された近代の地方教育資料目録は、これまでの方言研究で扱われてきた研究資料の範囲を拡張することになり、伝統的方言の衰退・消滅に伴って話者への面接調査が難しくなる将来の方言研究において、資産的意義を持つことになる。また、明治・大正・昭和初期の日本における方言や方言研究の位置づけを把握する資料として、新たな資料を得ることになる。
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