研究課題/領域番号 |
17H07306
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
歯科医用工学・再生歯学
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研究機関 | 福岡歯科大学 |
研究代表者 |
勝俣 由里 福岡歯科大学, 口腔歯学部, 助教 (70626340)
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 細胞シート / DFAT / 脱分化脂肪細胞 / 脂肪細胞由来幹細胞 / 下顎骨欠損モデル / 新生骨再生 / スキャホールド / 骨芽細胞 / 骨再生 / DNA / リン酸イオン / サケDNA / リン酸輸送 |
研究成果の概要 |
我々が開発したDNAスカフォールドは生体侵害性がなく、賦形性及び生体分解性を有し、加新規骨形成を亢進する骨伝導性をもつことを報告した。臨床的な細胞療法への可能性が高い脂肪組織由来の脱分化脂肪 (DFAT)細胞の有用性を検討した。下顎骨欠損ラットを作成しDFAT細胞の移植による新生骨再生能を検討した。この結果、コラーゲンスポンジ以上の結果より、DFAT細胞を用いた細胞移植は自家細胞移植療法として将来有用で有り、これらを細胞シート形状として用いることでより迅速な治癒促進効果が望めることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
骨再生治療のためには、細胞(治療用細胞)、スキャホールド(足場)、増殖因子(サイトカイン)のこれら3つの必要条件を満たすことが重要と考えられている。これまでに、我々はサケの白子より抽出したDNAを素材としたDNAスキャホールド開発した。このDNAスキャホールドは、生体侵害性はなく、賦形性及び生体分解性を有し、加齢マウスの頭蓋骨欠損部において新規骨形成を亢進する新規の骨伝導性をもつことを報告した。しかしながら、臨床応用を考えると高齢者や有病者の顎骨再建は治癒期間の遅延や感染リスク増大などの問題点があり、再生治癒期間を可能な限り短くする必要性がある。
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