研究課題/領域番号 |
17H07309
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 福岡女学院看護大学 |
研究代表者 |
西田 裕子 福岡女学院看護大学, 看護学部, 助教 (70806512)
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | ナース・プラクティショナー / 意思決定プロセス / 臨床推論 / 診療看護師 / 臨床判断 / ナースプラクティショナー / 意志決定プロセス / 離島 / 特定行為 / 看護学 |
研究成果の概要 |
本研究目的は、医療資源の偏在が特に著しい離島で働くNPの実践の現状及び判断や意思決定について調査を実施し、NPの実践に特化した意思決定モデルの構築である。その結果、NPは、患者とその家族に積極的に耳を傾け、兆候や症状を見つけ、身体的問題を診断し、評価に基づいて必要な検査と治療を検討していた。その評価から診断までのプロセス全体で、NPの意思決定における重要な要因は、患者及びの家族の好みと生活条件であることが分かった。また、離島のリソースが限られているため、NPの主な治療とケアの焦点はセルフケアの達成にあった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、NPの臨床的意思決定、特に診断及び治療計画を含む決定を行う際に使用されるプロセスを明確に描写することによって、NPの思考過程が明らかになった。本研究の結果は、日本の看護師教育の質を向上させるための基礎となりえる。これは、NP大学院看護師実習生が患者を評価、判断、決定し、最良な看護ケアを提供するのに役立つガイドラインになると考えられる。さらにこの研究結果が導き出されたことにより、NP教育における基礎資料となり、NPを目指す学生の臨床意思決定を強化し、より総合的で有効な看護を提供・実践するための指標となると期待している。
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