• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

バーコーディング系譜解析による精子幹細胞が選抜される過程の解明

研究課題

研究課題/領域番号 17H07335
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分補助金
研究分野 統合動物科学
研究機関基礎生物学研究所

研究代表者

池田 達郎  基礎生物学研究所, 生殖細胞研究部門, NIBBリサーチフェロー (60803963)

研究協力者 吉田 松生  
研究期間 (年度) 2017-08-25 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワードマウス / 発生 / 細胞系譜 / 始原生殖細胞 / 精子幹細胞 / バーコーディング / Polylox
研究成果の概要

マウスの発生において、将来の卵や精子となる「生殖細胞」は胎児の中で数万個まで増える。オスではこれらの生殖細胞の一部が成体の「幹細胞」となり、幹細胞は分裂しながら生涯にわたって精子を継続的に産生する。しかし、数万個の生殖細胞の中から幹細胞が選ばれる過程はこれまで解析手法がなく理解が進んでいなかった。本研究では「遺伝子バーコーディング法」という開発されたばかりの手法を胎児の生殖細胞へ適用し、幹細胞の選択過程を1細胞レベルで成体まで追跡することを可能にした。幹細胞が選ばれる時期や規模を定量的に調べることが可能となり、精子さらには次世代の子を作り出す細胞の特性を解明するための基盤を整えた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では遺伝子バーコーディング法を適用し、胎児の生殖細胞から成体の幹細胞が選ばれるまでの「系図」を解析する実験系を構築した。今後この実験系を活用することで幹細胞の選択のメカニズムを明らかにできるに違いない。生殖細胞は配偶子(卵や精子)を作り受精によって次世代の子を生み出す唯一の細胞であり、品質の良い配偶子を作ることは生物が繁栄するために不可欠である。本研究を土台に生殖細胞を選択する仕組みが解明されたならば、生物が配偶子を品質管理する仕組みの理解や、培養によって配偶子を人工的に作る技術の発展に貢献すると期待される。

報告書

(3件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2019 その他

すべて 国際共同研究 (1件) 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [国際共同研究] ドイツ国立がん研究センター/ハイデルベルク大学(ドイツ)

    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] Lineage dynamics of developing germ cells that generate spermatogonial stem cells in mice2019

    • 著者名/発表者名
      Tatsuro Ikeda, Thomas Hoefer, Hans-Reimer Rodewald and Shosei Yoshida
    • 学会等名
      2018年度ExCELLS若手リトリート
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [備考] 基礎生物学研究所 吉田研究室

    • URL

      http://www.nibb.ac.jp/germcell/index.html

    • 関連する報告書
      2018 実績報告書

URL: 

公開日: 2017-08-25   更新日: 2020-03-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi