研究課題/領域番号 |
17H07423
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
触媒・資源化学プロセス
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研究機関 | 地方独立行政法人大阪産業技術研究所 |
研究代表者 |
永廣 卓哉 地方独立行政法人大阪産業技術研究所, 和泉センター, 研究員 (70806778)
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 水素 / 水素キャリア / アンモニア / メソポーラスシリカ / ヒドロキシアパタイト / ワンポット合成 / 酸化マグネシウム / 多孔質シリカ / ワンポット合成法 / 触媒・化学プロセス / アンモニア分解反応 / 固体触媒 / アパタイト / カルシウムヒドロキシアパタイト |
研究成果の概要 |
本研究ではアンモニア分解反応のためのCoMo系触媒の活性改善のため、担体へのリン酸カルシウム添加およびMgO修飾を行った。少量のリン酸カルシウムを助触媒として添加することで担体の比表面積は低下したが、マイクロ細孔容積および触媒活性は増大した。さらに、担体にMgOを修飾することでもCoMo系触媒の活性は向上した。また、MgOの導入法は活性向上効果に影響を及ぼし、含浸法と比較するとワンポット合成法によりMgOを修飾することで高い触媒活性が得られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、担体へのリン酸カルシウムの添加およびMgO修飾によりCoMo系触媒の活性が高められた。そのため、アンモニア分解による水素製造に役立つ高活性な非貴金属系触媒の開発に資する知見が得られた。これまでのところ、リン酸カルシウムは助触媒としてほとんど検討されておらず、得られた知見は学術的にも興味深い。また、リン酸カルシウムは経済性、安全性および熱的安定性が高く、比較的高温下での化学反応のための触媒開発へも応用展開できる。
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