研究課題/領域番号 |
17J00831
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
臨床心理学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
長峯 聖人 筑波大学, 人間総合科学研究科, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2017-04-26 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2019年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2018年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2017年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | ノスタルジア / 過去と現在の対比 / 心理的成長感 / 社会的つながり / 特性ノスタルジア / 適応的効果 / 喪失の認知 / 後悔の認知 / 社会的なつながり / 反芻特性 |
研究実績の概要 |
今年度は,前年度終了時に計画していた2つの研究(実験室実験,web調査)を実施した。具体的な内容は以下の通りである。 まず研究6では,前年度の研究4および研究5の成果を踏まえ,ノスタルジア体験時における「過去と現在との対比」の生起に対し,「心理的成長感」および「社会的つながり」の認知が影響するかどうかを実験室実験により検討した。その際,研究4での考察を踏まえ,「過去と現在の対比」を,「過去と比べて現在をネガティブに捉える」ことと捉え直す形で項目を修正した。その結果,ノスタルジアが経験される場合にはそうでない場合よりも「過去と現在の対比」が生じやすいが,その際に「心理的成長感」,特に「人生への感謝(自身の人生や命に対する重要性への気づき)」の高さが「過去と現在との対比」の生起を抑制することが明らかになった。このことは,ノスタルジア体験時に「過去と現在との対比」が生じやすい個人に対しては,想起した出来事に関する「人生への感謝」について考えさせることが有効な介入法になり得る可能性を示しているといえる。 続く研究7では,ノスタルジアが介入を通じた長期の適応的効果を有するのかどうか検討するために,大学生を対象として3ヶ月の短期縦断web調査を行った。この際,適応的な指標として,青年期に相当する大学生にとって重要な課題である「アイデンティティ形成」を取り上げた。その結果,ある時点における特性ノスタルジア(日常においてノスタルジアを経験しやすい程度)の高さが,3ヶ月後の「アイデンティティ探求」の高さを予測することが明らかになった。このことは,ノスタルジアを用いた長期的な介入が実際に適応的側面の変化に対して有効であることを示唆しているといえる。
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現在までの達成度 (段落) |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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