研究課題/領域番号 |
17K00001
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
情報学基礎理論
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
水木 敬明 東北大学, サイバーサイエンスセンター, 准教授 (90323089)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | カードベース暗号 / 秘密計算 / 物理的暗号技術 / 暗号系 |
研究成果の概要 |
カードベース暗号とは,トランプカードのような物理的なカード組を用いて,秘密計算等の暗号機能を実現するものである。本研究の主要な成果は,基本演算の秘密計算やゼロ知識証明,ランキング秘密計算等に対して新しい効率的なカードベース暗号プロトコルを構築したこと,計算限界の解明のための上界や下界を与えたこと,実装上の問題に対してモデル化や解決策を提案したこと等であり,これらを通してカードベース暗号の研究分野を深化させた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
三年間の研究成果の学術的意義の根拠を示すデータとして,「査読付論文」は合計24本であり,全てScopusに収録されている。本研究の直接経費の合計は350万円であるので,単純に割り算すると査読付論文1本あたりのコストは約14万5千円である。また,世界ランキング等の指標として重要な「トップ10%論文」について,SciValの2016-2019のデータ(field-weighted)において対象20本のうち,5本がトップ10%論文に該当している。すなわち,トップ10%論文の現在の輩出率は25%である。客観的に見て,我が国の研究力向上に(低コストで)貢献しており,社会的意義も小さくないと考えられる。
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