研究課題/領域番号 |
17K00094
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ソフトウェア
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研究機関 | 東京農工大学 |
研究代表者 |
山田 浩史 東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (00571572)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 仮想マシン移送 / データベース管理システム / 仮想化技術 / 仮想マシン / データベース / ビッグメモリ |
研究成果の概要 |
本応募課題では,大量のメモリを活用しているデータベース管理システム(DBMS)を稼動した仮想マシン(VM)を稼動させたまま移送する方式について研究する.DBMS レイヤのメモリ管理機構と VM モニタのメモリ管理機構とを連動させることによって,総移送時間の短縮を狙う.結果として,仮想マシン移送による VM 再配置を従来通り可能にし,負荷分散やハードウェア管理の容易さ,VM 再配置による消費電力削減といった大きな恩恵を,ビッグメモリ DBMS が稼働する環境にもたらす.プロトタイプを Xen 4.4.2, Linux 3.18.20, MySQL 5.6.26 上に実装し,定量的評価を行った.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
当該分野における応募課題の学術的意義は 1).DBMS と VM モニタとを連動させる手法を示している点,2). 提案方式をソフトウェアとして実現する点,3). 提案の有効性を定量的に評価している点などにある.社会的意義は,本方式によって,今後も重要となるビッグメモリDBMSが稼働する状況においてもVM移送を用いた VM の再配置を可能にし,現行のデータセンタの効率的な管理に導くことに寄与する.また,VM モニタとDBMS が連動可能であることを示し,新たなデザインスペースの提示することで当該分野の学術分野,産業分野を活性化していく.
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