研究課題
基盤研究(C)
本研究では、VDM(Vienna Development Method)で用いられるモデリング言語を状態遷移モデルに導入した。これを拡張状態遷移モデルと呼ぶ。拡張状態遷移モデルとして、EFSM(Extended Finite State Machine)やEPNAT(Extended Place/transition Net with Attributed Tokens)、拡張画面遷移図を提案した。これらを用いてソフトウェアの振る舞いモデルを作成する手法や、その振る舞いモデルをVDM仕様に変換する手法、テスト充分性を評価する基準、VDM仕様に基づいてテストケースを設計する手順などを構築した。
MBT(Model-Based Testing)において状態遷移モデルに基づいてテストケースを設計する場合、状態遷移モデルの表現力はソフトウェアテストの有効性に影響を与える。そこで、本研究ではVDM(Vienna Development Method)で用いられるモデリング言語を状態遷移モデルに導入し、拡張した。MBTとVDMの融合を試みる点に学術的な新規性がある。拡張状態遷移モデルに基づいて生成されるVDM仕様を用いてテストケースを設計し、ソフトウェアの状態空間を効果的にテストすることによって、ソフトウェアの信頼性確保に寄与できると考えられる。
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すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件、 オープンアクセス 4件) 学会発表 (12件) (うち国際学会 1件)
Journal of Robotics, Networking and Artificial Life
巻: 9 号: 1 ページ: 81-86
10.57417/jrnal.9.1_81
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