研究課題/領域番号 |
17K00112
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ソフトウェア
|
研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
岸 知二 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (30422661)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
|
キーワード | ソフトウェアモデル / ソフトウェアプロダクトライン / フィーチャモデル / ペアワイズテスト / ソフトウェア工学 / ソフトウェア / ソフトウェアモデリング / プロダクトライン開発 |
研究成果の概要 |
ソフトウェアが大規模複雑化する一方、変化が常態化しており、そのソフトウェアモデルを常に完成度の高い状態に保つことが困難になっている。本研究では、限られたリソースでより効果的なモデリングを行うために、より有用性の高いモデル化部分を特定する手法を提案した。具体的には製品系列開発で用いられるフィーチャモデルを対象に、それが潜在的に表しているフィーチャ構成のうちどれがより有用性が高いかを判断する。提案手法では、ユーザプロファイルからフィーチャ構成を導出する際の意思決定確率を決定し、それに基づきフィーチャペアの生起確率を求めることで、有用性を判断する。シミュレーションにより本手法の有効性を確認した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
完成度の高いソフトウェアやモデルを作ることは重要だが、本研究で扱ったフィーチャモデルのようにシステムの構成を扱うモデルは、その構成数が組み合わせ的になるため、あらゆる組み合わせに対しての確認は現実には不可能である。そこで、より有用性の高いと考えられる部分を特定し、そこにリソースを使うことが現実解であると考えられる。本研究は、実世界での使われ方に基づき、そのモデルが表現する構成の生起確率を決定し、重要なモデル化部分を特定するものである。これは全体最適の観点からより効果的にモデリングを行うひとつの手法を与えるものであると共に。モデルの一部にリソースを費やすことの説明の根拠を与える意義を持つ。
|