研究課題/領域番号 |
17K00116
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ソフトウェア
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研究機関 | 福岡大学 |
研究代表者 |
中西 恒夫 福岡大学, 工学部, 教授 (70311785)
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研究分担者 |
吉村 賢治 福岡大学, 工学部, 教授 (40167002)
乙武 北斗 福岡大学, 工学部, 助教 (20580179)
古庄 裕貴 福岡大学, 工学部, 助教 (90781807)
田辺 利文 福岡大学, 工学部, 助教 (80330900)
廣重 法道 福岡大学, 工学部, 助教 (30736228)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | ソフトウェア要求 / 自然言語処理 / プロダクトライン開発 / 派生開発 / フィーチャモデル / 単文化 / パターンマッチング / 並列構造 / 日本語句構造文法 / 形態素 / 要求定義 / HAZOP / 要求仕様 / 構文解析 / 開発文書 / 要求 / 仕様 / プロダクトライン / ソフトウェア開発文書 / FMEA / 要求獲得 |
研究成果の概要 |
今日のソフトウェア開発現場では既存製品を改修して派生製品を開発することが主である。また,依然,開発現場の「第一言語」は自然言語である。そこで自然言語処理技術を用いて,既存製品の要求・仕様記述から,派生製品の考え得る要求・仕様を導出し,派生開発やプロダクトライン開発における開発者の負担を軽減する方法論に係る研究を実施した。製品間の共通性/可変性を表現するフィーチャモデルを半自動的に抽出する手法,事物語に修飾語を選択・適用し派生製品の要求獲得を支援する手法,これら手法のために並列構造を含む文を単文に分解する前処理手法を確立するとともに,形態素レベルでのパターンマッチングを行うツール群を開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
プロダクトライン開発の現場において,自然言語で書かれた既存ソフトウェアの開発文書からフィーチャモデルをいかに生成するかは工数上,大きな問題となる。既存手法は統計的な手段に頼るものが多いが,広く使われている係り受け解析ツールを用い,解析的手段を用いる本研究の手法は新規なものである。提案手法が有効に機能するためには前処理が必要であるが,本研究ではその手法も確立した。一連の形態素レベルのパターンマッチングツールは,研究の副産物であるが,気の利いたツールとして産業上の実用性が高いものである。類似のツールはあるが日本語対応しておらず,さらに本ツールは係り受けのパターンマッチングにも使用できる。
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