研究課題/領域番号 |
17K00131
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
情報ネットワーク
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研究機関 | 広島市立大学 |
研究代表者 |
河野 英太郎 広島市立大学, 情報科学研究科, 准教授 (40285432)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | Bluetooth / Mobile Ad Hoc Network / Classic Bluetooth / Bluetooth Low Energy / Multi-hop / 遅延・切断耐性ネットワーク / Bluetooth MANET / Piconet / 端末密度 / MANET / DTN / Connection / ネットワーク |
研究成果の概要 |
本研究課題では, Bluetooth MANETにおいてClassic Bluetooth と Bluetooth Low Energy (BLE)を相補的に用い,端末の疎密があるネットワークでも通信可能であり,既存手法の1/4程度の迅速なコネクション確立時間を実現できる方式を提案した.その結果,端末間のコネクションを維持し,提案法は高可用性をもつ.また,条件が悪い場合でもその有用性が維持される方式を提案した.また,データ転送では,端末間の接続性により,自律的にマルチホップと蓄積運搬転送が切り替わる方式を提案した.さらに,提案法の実装上の場合の問題について確認し,改善手法を提案した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題で提案したBluetooth MANETにおける端末間コネクション確立とデータ転送は本成果報告書作成時に一般的に普及しているスマートフォンなどに標準搭載されているBluetoothの機能を使い,Bluetoothで提供されている一般的なAPIを用いて実装できるものである.また,災害時にWi-Fiや5Gを含む遠隔地の端末との通信プロトコルが使えない,または通信網を維持するために通信が制限される場合でも近距離に存在する端末との緊急通信網が形成できる可能性を示している.また,それまでのモバイルアドホックネットワークでは不利な環境でも,動作可能なネットワークを構築できる可能性を示した.
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