研究課題/領域番号 |
17K00134
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
情報ネットワーク
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研究機関 | 千葉工業大学 |
研究代表者 |
菅原 真司 千葉工業大学, 工学部, 教授 (90313410)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | コンテンツ共有 / マルチクラウド / ストレージシステム / 情報通信ネットワーク / 耐故障性 / マルチクラウドストレージ / チャンク / クラウドストレージ / ネットワーク |
研究成果の概要 |
本研究では,複数のクラウドを同時に利用するコンテンツストレージシステムにおいて,複数のユーザが共通に保有するコンテンツの効率的な管理手法について提案し,実際にシステムのプロトタイプも作成してその有効性を評価した. 初年度の基礎検討では,重複するコンテンツの保有を減らし,コンテンツ配置の工夫によりコンテンツ保持の効率性,安定性,信頼性の向上を図った.次年度には,RAID6を応用し,セキュリティ面にも配慮しながらフォールトトレラントなシステムを設計した.最終年度には,これまでに検討した各手法を実装し,その動作を含めた評価を行った.また,その成果を国際会議や論文誌にて発表し,現在も継続している.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果は,現在普及が進んでいるクラウドシステムを用いたコンテンツ共有の効率化について技術的な改善を提案し,今後のさらなる高度化を促進する一助になると考えられる.また,複数のクラウドを同時に用いる手法であることから,昨今問題になりつつある大規模クラウドシステムの障害に起因する一時的な利用停止およびデータ損失への対処や,vendor lock-in(利用者囲い込み/システムの乗り換えの困難)克服のためのひとつの方法を提示している.
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