研究課題/領域番号 |
17K00184
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
情報セキュリティ
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
森井 昌克 神戸大学, 工学研究科, 教授 (00220038)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | サイバーフィジカルシステム / IoT / 共通鍵暗号 / 軽量暗号 / 解読 / 安全性評価 / 評価基準 / 暗号危殆化 / 1サイバーフィジカルシステム / IoT / 暗号 / 危殆化 |
研究成果の概要 |
サイバーフィジカルシステム(CPS)およびIoT(Internet of Things)を鑑みた現状のネットワーク暗号化システムに用いられる既存の軽量暗号を含む共通鍵暗号の安全性について評価し、その実装まで踏み込み、安全なシステムの構築に対して指針を与えた。具体的な成果として、ハードウェア向きの変形Feistel構造のブロック暗号であるHIGHTのベストアタック(現時点での、その解読計算量において最良の攻撃法)を提案し、ストリーム暗号として著名なSNOW 2.0に対する新たな攻撃法を提案した。暗号の実装における研究として、無線LAN暗号WPA2の脆弱性を中間者攻撃の実現から明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
多様化した実社会の莫大なデータとサイバー空間が緊密に結合されたサイバーフィジカルシステム(CPS)において、それらビッグデータの解析により新たな価値を生み出し、新たな知の創造やサービスへ活用が、様々な競争力の源泉となり得る。このように収集されたデジタルデータには個人の位置情報や生体情報など多くのプライバシ情報が含まれうるため、データのセキュリティ・プライバシを守りながら収集・活用する技術が緊急の課題となっている。その基盤秘術が暗号であり、安全に実装、運用する技術が期待されている。本研究はその評価を行うとともに、安全な実装方法について指針を与えるものである。
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