研究課題/領域番号 |
17K00189
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
情報セキュリティ
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研究機関 | 長崎県立大学 |
研究代表者 |
松崎 なつめ 長崎県立大学, 情報システム学部, 教授 (10781891)
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研究分担者 |
穴田 啓晃 長崎県立大学, 情報システム学部, 教授 (40727202)
金岡 晃 東邦大学, 理学部, 准教授 (00455924)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 検索可能暗号 / 鍵更新機能 / IoT / 鍵漏洩対策 / 鍵更新 |
研究成果の概要 |
検索可能暗号は,クラウドに預託した暗号文から暗号化したクエリを用いて暗号化したまま所望の情報を検索可能とする暗号である.2000年から研究が開始されて以降,高機能暗号の中でも実用化に近い技術として盛んに研究されている.本研究では,検索可能暗号のIoT環境での実用化を想定し,モバイル機器からの鍵漏洩(鍵紛失や盗難)に対策するため,モバイル機器内の秘密鍵を更新可能な検索可能暗号を,コンセプト,要件と方式を研究し,実装と安全性の面で評価する.3年間の研究期間において,国内外研究会/シンポジウム(査読なし)を計9件,国際会議1件(+現在投稿中1件),国際ジャーナル1件の成果を上げた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
例えばスマートフォンの位置情報などをクラウドに預託し,後日預託した中から特定の情報を検索する場合を想定する.預託する情報の多くは,個人のプライバシを含むため,暗号化したままクラウドにて検索する「検索可能暗号」が有用となる.本研究では,IoT環境での実用化を想定し,クライアントデバイス(上記例では,スマートフォン)内の暗号鍵が漏洩したり紛失した場合の対策として,デバイス内の秘密鍵を更新可能な「鍵更新機能付き検索可能暗号」を初めて開発した.
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