研究課題/領域番号 |
17K00222
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
知覚情報処理
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研究機関 | 岩手大学 |
研究代表者 |
永田 仁史 岩手大学, 理工学部, 教授 (40301030)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | パラメトリックスピーカ / ビームステアリング / サイドローブ / 照射点制御 / ステレオカメラ / ピンポイント伝達 / スポット伝達 / 周波数領域処理 / ビーム交差角度 / ビーム照射点制御 / 不規則素子配置 / 並列処理システム / 再生スポット / ランダム素子配置 / 2ビーム方式 / ステアリングビーム / 2ビーム方式 / ステアリング / ピンポイント |
研究成果の概要 |
超音波振動子を密に配置できない場合でもサイドローブを抑えた不規則振動子配置のパラメトリックスピーカ2台、および、これらを駆動する2台のステアリング機能付きスピーカ駆動装置を開発し、さらに、ステレオカメラを用いたビーム照射点制御インターフェースによって2つのスピーカの照射位置を操作するピンポイント音響伝達用パラメトリックスピーカの全体制御システムを開発した。開発システムを用いて再生可聴音の音場に関して測定した結果、ビーム交差角が小さいほど交点における音圧は高いが、可聴音場が2つのビームに沿って交点の前後に広がる傾向があることがわかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
2つのステアリングシステムを協調動作させて任意の位置に可聴音を生成するシステム、および、サイドローブの小さいスピーカを比較的少数の振動子で実現した例はこれまでになく、ピンポイントに音響伝達可能な技術が実現できたことになる。この結果、駅のホームや会議場などで対象の人だけに警告等の伝達が可能になり、煩わしい音を減らし、落ち着いた空間を増やすのに役立つ。また、スピーカ駆動装置の信号処理については、処理を一貫して周波数領域で行う低演算量の方式を提案しており、特に、SSB変調をDFTによる帯域変換処理に置き換える際の信号フレーム接続における劣化現象回避の提案はデジタル信号処理の発展に寄与するものである。
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