研究課題/領域番号 |
17K00229
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
知覚情報処理
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研究機関 | 電気通信大学 |
研究代表者 |
高橋 弘太 電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 准教授 (10188005)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 時間周波数平面 / 音声データベース / 音声音響データベース / リアルタイム信号処理 |
研究成果の概要 |
本研究は、過去に行ってきた「効率的視聴法」の研究と、「時間周波数平面を用いるミキシング法」の研究の2つの研究成果をあわせて、人間にとってより聴きやすい音声の混合法を研究するものである。具体的には、音成分のゲインと位相を調整するだけでなく、時間軸方向や周波数軸方法に木目細かく自在に成分移動させることによって、より良いミキシングが可能であるかを調査し、その有効性を示すのが本研究の目的である。移動量を客観的に決める指標の提案を行い実験した結果、時間方向や周波数方向の成分移動が有効であることが確認された。あわせて、研究者用に公開している音源データベースを拡充して整備しより使いやすくすることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高齢化社会においては、音で伝える情報が、できるだけ多くの人に確実に届くように配慮する必要がある。一方、自動車の車内で大音量の音楽を楽しみながらカーナビの音声を聞きたいというように、同時に複数の音を人間に提示するときに、いかに正確に情報を伝えるかという問題もあり、これは年齢によらずに多くの国民が問題意識を持っているとことである。本研究は時間周波数平面上での成分移動によって音を混合することで、より正確に音の情報を伝えることができることを示したものである。また、この研究のために収録された音源データベースは研究者が自由に利用できるようにインターネット上で公開されており、研究者に利用してもらっている。
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